過去の記事で、XMの入金方法についてご紹介しました。
その際に少し出金の話もしたのですが、今回はさらに掘り下げていきます。
ぜひ、XMの「入金前」に読んでおいてくださいね!
XMの出金に関する基礎知識6つ
XMの出金方法は、入金をどのように行ったかで決まります。
つまり、出金そのものを自由に選択することはできないのです。
①出金には優先順位がある
複数の方法で入金した場合、次の優先順位で出金をしなければなりません。
- クレジットカード/デビットカード
- オンラインウォレット(bitwallet、BXONE、STICPAY)
- 銀行送金
例えば、10万円をオンラインウォレットで入金後、クレジットカードで10万円を追加入金した場合、XMの口座には20万円の資金があることになりますよね。
その後、5万円の出金をする際、オンラインウォレットとクレジットカードのどちらで行うのが良いのでしょうか?
答えは、クレジットカードです。出金の優先順位1番は、クレジットカードになります。
②入金分は、入金時と同じルートでのみ出金可能
引き続きクレジットカードで出金する場合、果たしていくらまで行うことができるのでしょうか?
答えは、10万円分です。理由は、入金時と同じルートで入金した分のみ出金可能だからです。
その後、10万円を超える出金をする際は、オンラインウォレットに切り替わります。
③入金額以上の出金(利益分)は、銀行送金でのみ出金可能
上記では、入金額の出金を例に話しましたが、
トレードで利益が出て、入金額以上の出金をしたい場合はどうなるのでしょうか?
口座に、下記内訳で入金されている状態で考えてみましょう。
例)利益分10万円分を出金したい
現在口座には、 クレジットカードで10万円 、オンラインウォレットで10万円が入金されていますので、10万円の利益が出た場合、口座の合計は30万円になっています。
このとき、利益分10万円だけを出金しようとすると、クレジットカードでおこなうことになります。
と言うのも、このときに得たトレード利益は、「利益」とはカウントされず、クレジットカード入金の10万円としてカウントされるからです。
出金には優先順位がありますので、はじめの10万円はクレジットカード、次の10万円はオンラインウォレットで出金することになるわけですね。
例)利益分20万円分を出金したい
では、入金額以上の出金、今回の例で言うと、20万円を超える場合出金額はどうなるでしょうか?
答えは、優先順位3番の銀行送金一択となります。
④出金が完了すると、XMからメールが届く
出金に必要なすべての箇所を入力すると、依頼した金額がXM口座から差し引かれます。
その後、24時間以内にXMからメールが届きますので、これをもってはじめて手続きが完了する流れになります。もし、XM口座の資金が差し引かれているにもかかわらず、メールが届かない場合は、
- 出金の優先順位を誤っている
- 入力に不備がある
など問題がある可能性があります。
その場合は、手続きが完了していない可能性が高いため、カスタマーサポートに問い合わせてみましょう。
⑤ポジション保有中でも出金ができる
必要証拠金が150%を下回らない限りは、ポジション保有中でも出金が可能です。
XM証拠金計算機によると、
・米ドル円:10万通貨
に必要な証拠金額は、12,335円になります。

含み損失を考慮して2万円の証拠金額とすると、その150%は3万円です。
つまり、レバレッジ888倍で米ドル円10万通貨のポジション保有をしている場合、XM口座に3万円の資金を残しておけば、あとは出金をしても良いことになります。
⑥出金するとボーナスも一部消滅する
出金をすると、ボーナスの一部も消滅するので注意が必要です。
例えば、証拠金額5万円の内訳が、
・クレジット:2万円
この場合、実際に出金する場合、残高3万円を出金するのが良い方法です。
仮に、残高から1.5万円を出金すると、クレジットは1万円分消滅してしまいます。
減った残高と同じ割合だけクレジットが消滅してしまうのです。
すると、結果的に証拠金額が2.5万円になってしまいますいので、先ほどのポジション保有のように、3万円の証拠金額が必要な場合は不足してしまいます。
事前に計算をして出金額を決める必要があるのです。
XM出金方法の比較
入金方法により出金方法も決まるXMですが、別途手数料が必要な場合があります。
ここでは、必要な手数料のほか、着金時間と最低出金額について、出金分類別に比較・紹介します。
出金手数料・着金時間・最低出金額

(※)VISAカードの場合。JCBカードは入金額・利益額ともに銀行送金でおこなう。
上記図表の通り、入金方法により二つの出金分類に分けられます。
- ケース①…銀行送金
- ケース②…クレジットカード他、bitwallet等
ただし、XMの出金方法は、入金方法に依存するため、
私たちが好きなものを選択することはできません。
その点を踏まえて、それぞれケース①②として、順番にみていきましょう。
XMに銀行送金で入金した場合の出金方法【ケース①】
出金手数料・着金時間・最低出金額の図表にも記載していますが、XM出金の流れは、大きく2つに分けることができます。
ケース①は、入金時に、【銀行送金を選択する】最もシンプルなやり方です。
入金分・利益分に関わらず、すべての出金が銀行送金一択になります。
出金の優先順位を気にする必要がなく、すでにお持ちの銀行1つで入出金を完結することも可能です。
ただし、一部の銀行はXMの出金に非対応かつ手数料が高い場合がありますので注意しましょう。
個人的におすすめなのは、ソニー銀行です。XMにかかわらず、海外FXとの相性が良い会社の1つとなっています。
XMに銀行送金以外で入金した場合の出金方法【ケース②】
ケース②は、入金時に、【銀行送金以外を選択する】場合です。
トレードで得た利益は、銀行送金の一択になりますが、前述したように、出金には優先順位や一定のルールがあるため、少々煩雑で分かりにくい面があるわけですね。
そもそも、出金ルールの一つである【入金分は、入金時と同じルートでのみ出金可能】ですが、
なぜ同じルートで出金しなければならないのでしょうか?
それは、マネーロンダリング対策にあります。
不正送金を防止するために、
- 入金分の出金:入金時と同じルート
- 利益分の出金:銀行送金のみ
というルールになっているのです。
・利用する銀行は、ソニー銀行がおすすめです。
XM出金の具体例4つ
ここで、XMの出金をきちんと理解できているかチェックしてみましょう。
4つの入金パターンを紹介しますので、どのような出金方法になるのか、考えながら読み進めてください。
①銀行送金で10万円を入金した場合
出金分類のケース①に当てはまります。
銀行送金で入金すれば、出金時は同じ銀行送金一択となります。
②クレジットカードで10万円入金した場合
出金分類のケース②に当てはまります。
出金する場合、同じクレジットカードに「返金」として処理されます。
クレジットカードでの入金は、ショッピング決済となりますので、
出金では、クレジットカードの決済処理を相殺する返金扱いとなるためです。
ただし、
- 入金して1年以上経過した
- 入金時に使用したクレジットカードを解約した
なとの場合は、銀行送金での出金になります。
また、国際ブランドJCBで入金した場合も銀行送金での出金になります。
このように、クレジットカードは仕組みが複雑ですので個人的にはおすすめしません。入金が手軽にできるので一見良さそうに思えますが、出金のことまで考えると、避けたほうが無難です。
③クレジットカードで10万円入金+銀行送金で10万円入金した場合
はじめの10万円分はケース②、その後の10万円分はケース①に当てはまります。
この場合、はじめの10万円までは、出金の優先順位上、クレジットカード以外の選択はできません。
しかも、入金時に使用したクレジットカード一択となります。
10万円を超える出金の場合は、入金額・利益額に関わらず、銀行送金でおこなうことになります。そして、このときに選択する銀行は、必ずしも入金時と同じである必要はありません。
XM口座と同じ名義でSWIFTコードを持っている銀行であればOKです。
SWIFTコードとは、国際送金で必要となる「金融機関識別コード」のことです。

SWIFTコードを持っていない銀行は、XMに入金はできても出金することはできません。
繰り返しになりますが、おすすめは入金・出金ともにソニー銀行です。
④クレジットカードで10万円入金+ビットウォレットで10万円入金した場合
出金分類のケース②に当てはまります。
注意点としては、はじめの10万円をクレジットカードで出金した後でなければ、ビットウォレットに出金することはできません。
出金の優先順位としてクレジットカードの方が高いため、仮にビットウォレットで入金をした後にクレジットカードで追加入金をしても、出金はクレジットカードが1番目になります。
ちなみに、クレジットカードでの出金手元に届くまでに1ヶ月ほどかかります。(ビットウォレットは1週間もかかりません。)早急にお金が必要なときは、利用しない方が良いでしょう。
【注意点】XMで出金拒否にならないために
XMの出金は、国内FXに比べて複雑です。
ルールを誤ってしまうと出金が拒否されてしまいますので、以下の点を注意しておきましょう。
出金の優先順位は合っているか?
あなたがどのような方法で入金をしたかは、公式サイトの「資金を入金する→入金履歴」で確認できます。

そして、これら入金履歴の方法と金額をもとに出金手続きを進めなければなりません。
もう一度、出金の優先順位をおさらいしておきましょう。
- クレジットカード/デビットカード
- オンラインウォレット(bitwallet、BXONE、STICPAY)
- 銀行送金
とは言え、入金を銀行送金だけで行えば、優先順位を気にする必要はありません。
出金は銀行送金一択になりますし、優先順位を間違ったのが原因で出金拒否になるようなこともないのです。
出金する口座情報は合っているか?
口座情報は一字一句、間違いがないようにして下さい。
特に、本記事で推奨している銀行送金の出金では、英語表記に注意しなければなりません。
受取人であるあなたの名前(フルネーム)と住所は、JuDressなどを利用して英語に変換する必要があります。

また、受取人銀行では「日本の金融機関のSWIFTコード一覧」を参考にSWIFTコードを入力します。
銀行所在地は、各銀行の公式サイトをもとにJuDressで変換して、本店はHead-Office、青山支店であればAoyama-Branchとなります。

出金できない銀行を受取口座に指定していないか?
国内ではSWIFTコードを取得していない銀行が複数あります。
「日本の金融機関のSWIFTコード一覧」に記載がない銀行では出金することができません。
XMの公式サイトでも確認ができます。

特に、ゆうちょ銀行は国内では便利ですが、海外では不便ですので注意しましょう。
XMの登録名義と出金先の登録名義は同じか?
銀行送金を含む、すべての出金方法は、XM口座と同一名義でなければなりません。
家族・親族の名義であっても出金拒否になります。
結婚などで姓が変わった場合は、XMのカスタマーサポートに連絡しておきましょう。
でないと出金することができなくなります。
XMの禁止取引・規約違反の取引をしていないか?
これは、出金する・しない以前の問題になりますが、規約違反のトレードをした場合は、
出金はおろか口座凍結になる恐れさえあります。
XMが禁止している取引は次の通りです。
- 他FX会社間または複数口座間での両建て
- 知人や家族間での両建て
- サーバー処理エラーを狙った悪質トレード
- ボーナスやXMP獲得を目的としたトレード
- 重要指標を狙ったハイレバレッジトレード
不安な場合は、XMのカスタマーサポートに問い合わせすることをおすすめします。
また、口座開設や入金で獲得しボーナスは出金することはできませんが、
そのボーナスを利用して得た利益は出金することができます。
口座残高の「クレジット」にある金額がボーナスで、「残高」が利益額、または入金額になります。

なお、「クレジット」は、出金拒否の有無にかかわらず、残高の出金に応じで消滅するものです。
覚えておきましょう。
まとめ
今回は、XMの出金方法について紹介しました。
XMの出金は、入金方法により異なったり、優先順位があったりと、複雑なところがあります。
ただ、入金を銀行送金で行えば、比較的シンプルなやり取りになりますので、これから入金を行う場合は、銀行送金を選択すると良いでしょう。特に本記事では、ソニー銀行がおすすめです。
その他の入金を選択する場合は、出金の優先順位をしっかり把握しておきましょう。